新潟清酒達人検定 例題

新潟清酒達人検定の例題です。
合格目指してチャレンジ!貴方は何問解けますか?

正解は、公式テキストブックでチェック!!

銀の達人(2級相当)

例題1

新潟清酒の説明のうち正しいのはどれでしょうか?

A.雪の恵みにより低温長期発酵の環境が整い、淡麗な酒質となる。
B.雪の恵みにより麹の温度が下がり、淡麗な酒質となる。
C.雪の恵みにより清酒のアルコール度数が下がり、淡麗な酒質となる。
D.雪の恵みにより硬い米が収穫でき、淡麗な酒質となる。

例題2

清酒には、ワインでいわれる、天候に恵まれて良質の原料が収穫された結果として酒質が向上するという「当たり年」が明瞭に現れません。その理由はどれでしょか?

A.天候などの影響で米の品質が多少変動してもデンプンの構造に変化が生じないため。
B.天候などの影響で米の品質が多少変動しても麹菌の生育には一切影響しないため。
C.天候などの影響で原料となる米に多少の品質変動があっても、杜氏が技術でそれを補うため。
D.天候などの影響で米の品質が多少変動しても酵母菌の生育には一切影響しないため。

例題3

速醸系酒母とキモト系酒母の違いについて正しいのはどれでしょうか?

A.速醸系は使用前に火入れを行うが、キモト系は生のまま使用する。
B.速醸系は乳酸を添加するが、キモト系は乳酸菌を増殖させる。
C.速醸系は単一の酵母を増殖させるが、キモト系は多種の酵母を増殖させる。
D.速醸系は江田鎌治郎によって考案されたといわれ、キモト系はパスツールによって考案されたといわれる。

例題4

吟醸香について正しいのはどれでしょうか?

A.吟醸香は清酒に果物を漬け込むことによって生まれる。
B.吟醸香は米と一緒に果物を仕込むことによって生まれる。
C.吟醸香は高精白、低温発酵させることで酵母によって生まれる。
D.吟醸香は清酒の低温貯蔵によって生まれる。

例題5

清酒の酸度の説明として正しいのはどれでしょうか?

A.清酒のアルコールとエキスのバランスを表す値で、甘辛の目安になる。
B.清酒のアミノ酸の含量を示す数値で、うま味を構成しコクを引き立てる。
C.清酒のブドウ糖含量を示す数値で甘辛の目安になる。
D.清酒中の有機酸の含量を示す数値で、味の甘辛や濃淡にも影響を与える。

例題6

酒器を洗浄するときのサニテーションに対する配慮として間違っているのはどれでしょうか?

A.酒器と他の食器を一緒に洗わない。
B.洗浄した酒器はよく乾燥させて伏せておく。
C.酒器は清酒を使って洗浄し、清酒ですすぐ。
D.酒器と他の食器を同じ付け桶につけ置かない。

例題7

新潟清酒関連の重要な出来事で、1953(昭和28)年の出来事として正しいのはどれでしょうか?

A.新潟県醸造試験場発足
B.新潟県酒造組合設立
C.新潟県酒造大会開催
D.酒類配給公団新潟支所開設

例題8

全国に先駆けて設立された新潟清酒学校の説明で誤っているのはどれでしょうか?

A.実験や実習が豊富に取り入れられ、県内酒造場の技術者や杜氏、醸造試験場職員などが講師を務める。
B.入学資格は県内の酒蔵の通年雇用者で、経営者の推薦を受けた年齢35歳以下のものであること。
C.清酒造りに携わる技術者としての心構えや基本的な知識から醸造学、法令・法規にわたる幅広い教育課程が設けられている。
D.984(昭和59)年に当時の新潟県酒造従業員組合連合会により、県内酒造業界発展のために設立された。

銅の達人(3級相当)

例題1

冬の新潟の気候は酒造りに適しているといわれますが、正しい記述は次のどれでしょう?

A.日照時間が長い。
B.低い気温で安定している。
C.極端な低温の日が続く。
D.日中と夜間の温度差が大きい。

例題2

酒造りにおいて雪が果たす役割で間違っているのはどれでしょうか?

A.雑菌の繁殖を防ぐ。 B.蔵内を高温に保つ。 C.低温長期発酵に適する。 D.空気を清浄にする。

例題3

次の酒造好適米のうち、新潟で開発されていないものはどれでしょうか?

A.五百万石
B.一本〆
C.山田錦
D.越淡麗

例題4

新潟清酒の大多数には軟水が仕込み水として使われていますが、軟水の特徴でないものはどれでしょうか?

A.ミネラル分が少ない
B.カルシウムとマグネシウムが少ない。
C.硬度が低い。
D.硬度が高い。

例題5

醸造用水に含まれると有害な成分はどれでしょうか?

A.カリウム
B.リン酸
C.マグネシウム
D.マンガン

例題6

都道府県別の清酒出荷量ベスト3は次のどの順番でしょうか?

A.(1)兵庫 (2)京都 (3)新潟
B.(1)京都 (2)兵庫 (3)新潟
C.(1)新潟 (2)兵庫 (3)京都
D.(1)新潟 (2)京都 (3)兵庫

例題7

清酒の製法品質表示基準における純米大吟醸酒の精米歩合の規定として正しいものは次のどれでしょうか?

A.35%以下
B.40%以下
C.45%以下
D.50%以下

例題8

我慢強く勤勉、寡黙、実直な性格で数多くの酒蔵で重要な役割を担うようになった新潟の酒男集団を何といったでしょうか?

A.新潟杜氏
B.越後杜氏
C.越前糠杜氏
D.越智杜氏

例題9

新潟県醸造試験場の説明として正しいものはどれでしょうか?

A.全国の、すべての都道府県に設置されている清酒の研究機関の一つである。
B.清酒を対象とする独立組織としては全国唯一の県立研究機関である。
C.清酒を対象とする県立の研究機関が存在するのは広島、新潟、兵庫県である。
D.明治時代に国の研究機関として設立され、そのあと県に払い下げられた。

例題10

新潟県酒造組合と新潟県醸造試験場の連携により設立された「新潟清酒学校」の説明として誤っているのはどれでしょうか?

A.杜氏の減少により新潟清酒の製造技術の伝承に支障を来すことを危惧した。
B.新潟清酒教育協会を設置し、教育関連事業を統括する機構の強化を図った。
C.国酒である「清酒」の発展・充実を図るため、国税庁により設立された。
D.新潟清酒学校は2007(平成19)年に第60回新潟日報文化賞を受賞した。