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28年産 新潟県産酒造好適米の放射性物質測定検査について

時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
また平素より、格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

平成23年に起こった東日本大震災に伴い発生した原子力発電所の破損による放射能問題は、震災後の今も皆様の関心が続いているものと感じております。我々酒造業界でも、酒造りの原料となる新潟県産米は、安心・安全なものを使用したいという強い思いが御座います。震災以降、新潟県では出荷前の早生品種・コシヒカリの放射性物質測定検査を実施して頂いておりました。しかし、対象エリアの早生品種検査ですので、必ずしも検査品種が酒米とは限らない状況でありました。従いまして、当組合は新潟県産の酒米「五百万石」と「越淡麗」そして24年産からは「たかね錦」を含めた酒造好適米について、放射性物質検査を民間の分析機関へ委託し、検査する事と致しました。

検査結果をご覧頂くとお分かり頂けますが、県内検査対象エリア5点での調査結果は、23年産が「五百万石」と「越淡麗」、24年産からは「たかね錦」を含めた3品種につきまして、放射性ヨウ素131・放射性セシウム(セシウム134、セシウム137)ともに、『検出されず』(定量下限値未満)の結果で御座いました。
※定量下限値は、23年産は10Bq、24年産からは5Bqに設定して検査致しました。

我々の製品の原料米である新潟県産の酒造好適米「五百万石」「越淡麗」そして「たかね錦」については問題ないものを使用しております。どうぞご安心下さいます様、お願い申し上げます。

新潟県酒造組合 会長 大平 俊治  

28年産 新潟県産酒造好適米 放射性物質検査結果

1、調査及び検査方法
・対象地域:新潟県内 5点(下越東・下越西・佐渡・中越・上越)
・対象品種:28産 新潟県産「五百万石」、「たかね錦」、「越淡麗」
・採取方法:収穫時期に玄米を採取し分析する。
・分析機関:一般財団法人 新潟県環境衛生研究所
・分析方法:ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線スペクトリー
・対象核種:放射性ヨウ素、放射性セシウム
・定量下限値:5Bq/kg(ベクレル)
(定量下限値とは、分析方法で分析種の定量が可能な最小値、分析機関が測定に基づき証明できる最小値です。)

2、検査結果
○新潟県産 五百万石(28年産)

検査地域

証明日

放射性ヨウ素

放射性セシウム

I−131

Cs−134

Cs−137

下越東

H28.9.16

検出せず

検出せず

検出せず

下越西

H28.10.13

検出せず

検出せず

検出せず

佐渡

H28.11.8

検出せず

検出せず

検出せず

中越

H28.10.7

検出せず

検出せず

検出せず

上越

H28.10.18

検出せず

検出せず

検出せず

 ※検出せず…検査対象の核種毎に、定量下限値未満である事を示します。

○新潟県産 たかね錦(28年産)

検査地域

証明日

放射性ヨウ素

放射性セシウム

I−131

Cs−134

Cs−137

下越東

H28.10.11

検出せず

検出せず

検出せず

下越西

H28.10.13

検出せず

検出せず

検出せず

佐渡

H28.9.30

検出せず

検出せず

検出せず

中越

H28.11.28

検出せず

検出せず

検出せず

上越

H28.9.23

検出せず

検出せず

検出せず

※検出せず…検査対象の核種毎に、定量下限値未満である事を示します。



○新潟県産 越淡麗(28年産)

検査地域

証明日

放射性ヨウ素

放射性セシウム

I−131

Cs−134

Cs−137

下越東

H28.10.18

検出せず

検出せず

検出せず

下越西

H28.10.13

検出せず

検出せず

検出せず

佐渡

H28.11.8

検出せず

検出せず

検出せず

中越

H28.11.11

検出せず

検出せず

検出せず

上越

H28.10.18

検出せず

検出せず

検出せず

※検出せず…検査対象の核種毎に、定量下限値未満である事を示します。

27年産の酒米の放射能検査についてはこちらをご覧下さい。